理学療法士の中島です。

今回は理学療法士はどのように痛みを分析しているのか、についてです。

従来、理学療法士は

①障害を把握して、問題点を抽出する。②問題点から、目標を設定する。③目標達成に向けて、治療計画を立てる。

といった感じが多いと思います。

具体的な例を出すと

障害:膝が痛い

問題点:筋力が弱い(大腿四頭筋低下、大殿筋低下)、膝が硬い(膝伸展制限)⇒長時間の歩行困難⇒外出意欲低下

目標:筋力強化、膝柔軟性向上⇒疼痛軽減、歩行安定・歩行時間延長⇒外出意欲向上

治療計画:大腿四頭筋トレーニング、大殿筋トレーニング、膝周囲ストレッチ・リリース、バランストレーニング

といった感じです。

僕自身も学校や新人時代にそのように教わった記憶があります。

一見正しいように見えますが、この通りにリハビリしていくと定期的に上手くいかない症例がありました。

先輩や同僚に相談をしても、

『膝より臀部のトレーニングをもっと増やした方が良い。』

『膝の柔軟性を上げるためにもっとストレッチやマッサージを増やすべきでは。』

『もっと長時間歩く練習をしないといけない。』

といった話を延々と繰り返す感じです。

5~6年前の話なので今の病院でこういったことはあまりないかもしれませんが・・・

これは何が悪かったのか

上記の例で言えば、身体機能しか評価していない

ということになります。

詳しくは次回に

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