骨盤や股関節にはたくさんの筋が付着しており、それらの急激な収縮や過活動は骨盤や股関節の剥離骨折を招きます。
これは青年期に好発するため、大腿骨頭すべり症との鑑別に注意する必要があります。
大腿骨頭すべり症も骨盤、股関節の剥離骨折と同じく青年期に好発します。
剥離骨折との違いは、特に目立った外傷などが起こらなくとも起こり得るということです。
剥離骨折はスポーツ活動が多い人に多く、大腿骨頭すべり症は肥満、長身かつやせた人などに多いとされています。
大腿骨頭すべり症の症状
症状としては股関節や膝関節の痛みの他に、股関節の屈曲時の内旋制限がみられるとされています。
約50%は両側性の症状であることが多く、痛みが出ている反対側も注意する必要があります。
改善のためには、関節可動域の改善と股関節周囲筋の強化が必要です。
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