股関節鏡視下手術の適用は関節唇損傷が最も多いです。

どのような人になぜ多いのでしょうか?

原因

関節唇損傷の原因として主に股関節のインピンジメントか寛骨臼形成不全の2つです。

手術の全体の約5割が股関節のインピンジメントで残りの3割が寛骨臼不全、残りの2割は外傷やもともと関節がゆるく関節唇損傷を起こしたケースが多いです。

股関節インピンジメントは股関節の中の1番深い骨軟骨レイヤーというところで骨が脆くなり、骨に出っ張りができ、それが当たることによって関節唇を損傷します。

股関節の外側には、関節唇や関節包、靭帯があるので股関節がもともと緩い人は関節唇損傷を起こします。

寛骨臼形成不全があって出っ張り、それによるストレスが加わることによって股関節を大きく屈曲すると股関節のインピンジメントの症状が出る場合もあります。

どのような人に多いのか

関節包は運動の繰り返しではゆるくならず、もともと全身弛緩性があるために股関節もゆるいとされています。

よって股関節のアライメントだけを見るのではなく、全身を見なければなりません。

例えば、歩くときに背中が丸まって腰椎も丸まっている人は股関節の痛みが出やすいです。

股関節のインピンジメントで股関節を痛める人はコアの筋力が低下している場合が多いです。

コアが弱いからインピンジメントを起こすのか、インピンジメントを起こすからコアが弱くなるかはまだ分かっていませんが、どちらにせよコアを鍛えることが重要です。

割合の多い股関節のインピンジメントを予防するためにもコアの安定性獲得を目指しましょう!

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