肩の動きには肩甲骨が大切というのは聞いたことがあると思います。

理由は肩を挙上する際に肩甲骨(肩甲胸郭関節)と上腕骨(肩甲上腕関節)の動きの関係性を示した動きを肩甲上腕リズムといいます。

古典的な考え方として、肩関節屈曲60°と外転30°以降、肩甲骨と上腕骨は一定のリズムで動くとされており、肩甲上腕関節2°の動きに対して肩甲胸郭関節が1°動くというものです。

その結果肩関節を180°屈曲すると、肩甲上腕関節120°屈曲に対して肩甲胸郭関節は60°上方回旋へ動くことになります。

タイミングと変動制について

実は肩関節屈曲が約140°に達すると肩甲骨の運動はそこで終了し、残りの運動は肩甲上腕関節で行われ、そして屈曲最終域で肩甲骨はわずかに下制・後傾・内転することになります。

肩甲骨を下制する僧帽筋下部の弱化、肩甲骨前傾作用の前鋸筋の短縮・硬さがあると肩甲骨の下制が妨げられる可能性があります。

そういったことから運動にせよストレッチにせよ肩甲骨を動かすという事は非常に大切になってきます。

肩が動かしにくいという方はぜひ肩甲骨を動かすことを意識してみてください。

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