膝の慢性障害として「鵞足炎」「腸脛靭帯炎」「膝蓋腱炎」などがあります。

このような慢性障害は重症になるまで放置されることが多いですが、痛みで運動が出来ないというケースは多くありません。

運動による痛みはある程度つきものですが、日々のアイシングやストレッチが重要です。

また、全身のバランスがとても重要でバランスが悪いと腱の付着部の痛みが発生します。

腸脛靭帯炎

腸脛靭帯炎はランナー膝と呼ばれ、膝の外側にある本来擦れるはずの無い腸脛靭帯が硬くなり擦れて痛みを発生させます。

腸脛靭帯が硬くなる理由として、股関節外転筋力が弱いことです。

走っている際、必ず片足立ちのフェーズが存在し、この時に骨盤が落ち込まないように外転筋である中臀筋が働きます。

中臀筋がしっかりと働けば、骨盤のずれはなくなりますが、あまり働かないと腸脛靭帯で代償するため硬くなり擦れて痛みを発生させます。

よって、中臀筋を鍛えることによって腸脛靭帯炎は緩和されていきます。

腓骨筋腱

ストップ動作の繰り返しにより腓骨筋がよく使われ疲労します。

そうすると硬くなり、腱が張ってきて付着部が痛くなってきます。

腓骨筋腱は深部にあり触ることが難しいため、なかなか特定することができません。

筋肉が硬くなり、付着部や腱に負担がかかり痛みを発生させます。

これは障害の起こりやすいパターンでケアをすれば良くなります。

ひどくなる前にケアで対応し、日頃のセルフケアも大切です。

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