広島市・福岡博多でアスリートリハビリ&コンディショニング
肩・膝・股関節のお悩みはフィジオまで

お問い合わせ LINE

肩があがらなくなるのはなぜ。

1. 肩が上がらなくなる「拘縮肩

「最近、車のシートベルトに手が届きにくくなった」「背中を洗うときに手が回らない」……。

このように、肩の関節がガチガチに固まってスムーズに動かなくなった状態を、専門的には「拘縮肩」と呼びます。いわゆる四十肩・五十肩の代表的な症状ですね。

この状態になると、肩の関節そのものが硬くなるだけでなく、土台である「肩甲骨」の位置もガタガタに崩れてしまいます。具体的には、肩全体が前に巻き込まれ、ググッと下に落ち込んだ「ガッカリしたような、猫背の姿勢」で固まってしまうのです。なぜ、肩が固まると姿勢まで変わってしまうのでしょうか?

2. 肩を動かす「3つの主要な役割」を理解しよう

肩をスムーズに動かすには、3つのパーツが「チームワーク」を発揮する必要があります。

  1. 肩甲上腕関節(肩の付け根の関節): 腕の骨と肩甲骨をつなぐ、肩のメインとなる「ボールと受け皿」の関節です。
  2. 肩甲胸郭関節(肩甲骨と肋骨の間の動き): 肩甲骨が背中の上を「滑るプレート」のようにスルスルと動く仕組みです。
  3. 肩甲骨の向き: 腕を上げるとき、肩甲骨が時計回りに「上を向く(上方回旋)」か、逆に「下を向く(下方回旋)」かという回転の動きです。

これらがタイミングよく動くことで、私たちは高い所の物を取ることができます。しかし、拘縮肩になるとこのチームワークが崩れ、肩甲骨が「下を向いたまま」サボるようになってしまうのです。

3. 「肩甲骨が下を向いてしまう」理由

拘縮肩の方がなぜ「肩甲骨が下を向いた姿勢」で固まってしまうのか、その明確なサインが突き止められました。

それは、「腕を肩の高さまで前に上げ、親指を下へひねる動き」ができるかどうかです。

この「ひねる動き(屈曲位内旋)」が苦手な人ほど、肩甲骨が下を向いたまま動かなくなっていることがわかりました。また、無理に腕を上げようとすると、肩甲骨が変な方向に動いて「ごまかそう」とする、不自然なクセもついてしまいます。これは単に筋肉が硬いからではなく、もっと深い、関節に原因があるのです。

4. 隠れた原因は「肩の奥の下側」にある?

特定のひねり動作ができなくなる本当の理由は、肩を包んでいる「関節包(かんせつほう)」という袋にあります。

この袋は本来、しなやかに伸び縮みするものですが、拘縮肩ではこれが「縮んだゴム」のように、キュッと小さく硬くなってしまいます。特に「袋の後ろ側から下側にかけて」が硬くなるのが特徴です。

この硬くなった袋が、まるで強力な「おもり」や「いかり」のような役割を果たしてしまいます。本来なら腕を上げるときに肩甲骨は「上」に回転したいのに、この袋の突っ張りがブレーキとなって、肩甲骨を「下向き」に繋ぎ止めてしまうのです。これが、いくら肩甲骨を動かそうとしても、腕がスムーズに上がらない「隠れた原因」です。

5. リハビリや治療で大切なこと:2つのポイント

これまでの研究から、スムーズな動きを取り戻すためのリハビリには「2つの視点」が欠かせないことがわかっています。

  1. 肩甲骨の体操だけでは不十分: 肩甲骨を回したり、周りの筋肉をほぐしたりするだけでは、根本解決になりません。まずは「肩の袋(関節包)」の、特に奥底の下側にある「縮んだセーター」のような硬さを、専門的な施術でじっくり広げてあげる必要があります。
  2. 「関節の袋」と「肩甲骨」の両方を整える: 土台である肩甲骨の動き(滑るプレート)と、大元である関節の袋(メインの付け根)。この両方の硬さをチェックし、同時にアプローチすることが、痛みなく腕を上げるための最短ルートになります。

関連記事

10:00 ~ 22:00
土日祝 10:00 ~ 20:00
※不定休

RETURN TOP
電話する 体験予約
目次